天神山古墳等文化財めぐりコース
太田市には、3世紀前半から7世紀末までの間に、すでに消失してしまったものも含め、合計約1200基もの古墳が確認されています。その中には東日本最大規模の前方後円墳である天神山古墳もあれば、直径10m程度の小さな円墳もあります。市内に点在する古墳の歴史をたどってみませんか。
モデルコース
(鉄道・レンタサイクル利用の場合)
天神山古墳
東武伊勢崎線太田駅の東約1.2kmにある前方後円墳。全長は約210mを測り、東日本では最大、全国でも26位の規模を誇ります。これまでにこの古墳からは、家形埴輪や水鳥方埴輪(頭部)などが見つかっています。
■太田市内ヶ島町1606-1ほか
■駐車場あり
女体山古墳
天神山古墳に東に造られた全長約106mの帆立貝型古墳(または造り出し付き古墳)です。墳丘表面には葺石されており、円筒埴輪が巡っていたとされています。
■太田市内ヶ島町1506-1ほか
■駐車場あり
塚廻り古墳群
太田市東部にある沖積低地には、台地が埋没していました。塚廻り古墳群は、6世紀前半から中ごろにかけてこの埋没台地上にあった群集墳です。圃場整備事業に先立って行われた調査により、合計7基の帆立貝形古墳及び円墳が確認され、多数の埴輪片が出土しました。
■太田市龍舞町3089ほか
■駐車場なし
(車利用の場合)
円福寺茶臼山古墳
宝泉(由良)台地の西縁にある全長約168mの前方後円墳です。周堀は馬蹄形をなしており、前方部側がすぼまっています。前方部2段、後円部3段に作られており、各平坦面には埴輪が巡っていたものと想定されます。
■太田市別所町402の西円福寺境内付近
■駐車場あり
新田荘歴史資料館
歴史公園内にある資料館で、隣接する長楽寺・世良田東照宮に伝わる文化財を中心に、多くの太田市内の歴史資料を古代から現代までテーマ別に展示しています。天神山古墳の出土品等も展示されています。
■太田市世良田町3113-9
■駐車場あり